アレルギーというと、卵や乳製品に対するものが多く挙げられますが、中には、びわを食べるとアレルギー症状がでる方がいます。
どんな食品でも100%アレルギーを起こさないという保証はなく、びわの場合もよくあることなんだとか。
ここでは、びわアレルギーの症状や対処法についてご紹介します!
ビワアレルギーの症状について
最近びわの葉などをを使った健康法が注目されていますが、びわアレルギーというものがあるのをご存知でしょうか?どんな症状が出るか見てみましょう。
【症状】
初期症状に多いのは、びわを食べると口や喉にピリピリした感じや知覚過敏、むくみ、腫れ、水ぶくれ、喉の締め付け感といったものです。
びわを食べて15分以内に起きやすく、ひどい場合は唇が腫れたり舌に違和感を覚えたりすることもあります。
また、喉がかゆくなったり、イガイガすることもあります。
上記の症状は口腔内症状と呼ばれるもので、続いて鼻水やくしゃみといった鼻の症状が出る場合があります。
悪化していくと全身に症状が出ることもあり、アナフィラキシーショックを引き起こすことも。呼吸困難や意識障害といった命の危険に関わる場合もあるので注意が必要です。
子供や赤ちゃんのアレルギー症状は?
アレルギーが心配なのはやっぱり赤ちゃんや子供ですよね。大人と違って言葉が喋れない赤ちゃんの場合、特に注意が必要になります。
赤ちゃんには生後5~6ヶ月ごろからビワを与えても問題はありません。ですが、生食の方がアレルギーが出やすいので可能な限り加熱したものを与えてください。加熱すれば甘みも増し、柔らかくなるので赤ちゃんも食べやすくなりますよ。
ですが体質によってはアレルギーが出ることもあります。次の症状が出た場合は食べさせるのはすぐにやめて病院へ行きましょう。
【症状】
- 食後、口の周りが赤くなっている、腫れている
- 嘔吐や下痢を起こす
- 全身に蕁麻疹が出る
- 呼吸困難
食後にいつもと違う感じがするようであればすぐに病院へ行ってくださいね。
お腹の調子や口の周りは特に注意してみてあげてください。これはびわに限らず初めて食べるものは注意して見てあげましょう。
びわと同様の果物は他にもあります。リンゴやサクランボ、梨、イチゴなどバラ科の果物は特に注意してくださいね。赤ちゃんのごっくん期はパパママも少し注意してあげましょう。
スポンサーリンク
p>
びわアレルギーは加熱で解決!?
びわアレルギーの方でも、びわを加熱処理することによって、食べることが出来る場合もあります。加熱によってアレルゲンが変化する為だと言われており、例えば、ジャムなどは、十分加熱した加工品ですので、アレルギーの症状が出ることは少ないでしょう。
びわの他にも、加熱処理をした果物や野菜は、構造が変化し、アレルギーが出にくいと言われています。アレルギーに敏感な方は、まずは熱を通したものから試してみるのが賢明です。
一気に食べるのではなく、少しずつ舌にのせて、反応を見ながら食しましょう。
びわアレルギーの対処法は?
びわアレルギーの症状としては、目やのどの痛みや痒み、呼吸器の異常などが最も多く、食べた直後から口の中やのどがピリピリするのが初期症状です。
これは、シラカバの花粉症の症状と類似しています。その為、この手の花粉症に弱い方や敏感な方は、びわを食べることでも何らかの異常を感じることがあるのです。
びわを食べて10分~15分くらいで症状が出はじめ、通常は軽い程度でおさまることが殆どです。
びわアレルギーの人が、大量にびわを食べてしまった場合、ごく稀ですがアナフィラキシーショック(血圧低下・呼吸困難・意識障害など)が起こる場合があります。異常を感じたら、うがいをしたり、水を飲んだりするなどの対処法を取りましょう。